16. カラダを温めると増える“HSP(熱ショック蛋白)”が病気を治す
『熱ショック蛋白(Heat Shock Protein=HSP)」とは、“熱”というストレスより作られるタンパク質で、細胞に熱刺激を与えると細胞内に大量に誘導されるタンパク質です。感染・傷害・疲労などで傷ついた細胞を修復し、生体をストレスから防御してくれます。
HSPは熱ストレスだけでなく、どんなストレスでもつくられるので別名「ストレス・タンパク」ともいいますが、「熱ストレス」がHSPを最も多く増加させることが出来ます。
★HSPを利用した「温熱免疫療法」
私たちの体は60兆個の細胞でつくられています。そのほとんどの細胞はタンパク質で出来ています。熱をはじめさまざまなストレスを受けると、細胞のタンパク質が傷害を受けます。ストレスで傷ついたタンパク質をもとどおりに治すのに、細胞はみずからHSPをつくります。
HSPは、私たちの体を守る仕組みのひとつなのです。
また、がん細胞内にHSPが増えることで、「自分はがん細胞である」という指標をたくさん出すようになります(抗原提示)。その結果リンパ球が、がん細胞を認識しやすくなるので、効率的に攻撃を加えることができます。
〔参考書籍〕 ●「HSPが病気を必ず治す」伊藤要子著 ●「体温免疫力」安保徹著
HSPは熱ストレスだけでなく、どんなストレスでもつくられるので別名「ストレス・タンパク」ともいいますが、「熱ストレス」がHSPを最も多く増加させることが出来ます。
★HSPを利用した「温熱免疫療法」
私たちの体は60兆個の細胞でつくられています。そのほとんどの細胞はタンパク質で出来ています。熱をはじめさまざまなストレスを受けると、細胞のタンパク質が傷害を受けます。ストレスで傷ついたタンパク質をもとどおりに治すのに、細胞はみずからHSPをつくります。
HSPは、私たちの体を守る仕組みのひとつなのです。
また、がん細胞内にHSPが増えることで、「自分はがん細胞である」という指標をたくさん出すようになります(抗原提示)。その結果リンパ球が、がん細胞を認識しやすくなるので、効率的に攻撃を加えることができます。
〔参考書籍〕 ●「HSPが病気を必ず治す」伊藤要子著 ●「体温免疫力」安保徹著